今回はまたアメリカから来日してくださっているNVCトレーナーの
キャサリンとジェシの2名をゲストにお迎えしてお届けします。
●ラジオはこちらから
http://nvchanegi.seesaa.net/article/218369117.html
特に、福島で今まさに、困難に直面している、お子様を持つお母さん方への
キャサリンとジェシからのメッセージをぜひ、お聞きください。
震災のあとで、不安な中、どのようにNVCを使っていけるか。
みんなで一緒になって、お互いに話を聞きあっていく。
「なげきのサークル」で、地震によって引き起こされた
深い感情などを分かち合うことができるでしょう。
自分の中に生き生きしている「感情」とつながる方法とは。
今の日本の多くの人たちに必要なこと、それは。
「悼むこと」
「安全のニーズ」
すべての人の安全のニーズが満たされるまでは、
自分が本当に安全のニーズを満たすことができない。
すごく深い悲しみがあるのに、それを隠そうとすることが多い。
そこに「悲しみがある」ということに気づき、
それをしっかり「悼んであげる」ということがとても大切です。
被災地でボランティアワークを提供している側の人にも、
そういう、自分の心にスペースを取って、じっくりと「悼む」ということが必要だと思います。
二つ目の質問です。
「福島で、母親はインターネットなどから情報を得て、
とても危険であることを知って、子供を避難させたいと思っている。
でも親たちは、テレビや政府の発表だけで、そんなに避難するほど危険ではない、嫁は神経質すぎる、という意見を持ち、
母親たちがとてもつらい思いをしています。
こういう場合に、NVCをどのように使うことができますか?」
こういう状況の場合にNVC的に使えるものは、
「共感」
「自己表現」
のふたつになります。
両親たちが「安全である」「健康である」「信頼したい」というニーズがあることに
まず共感し、そのあとに、自分にも「安全」のニーズが強くある、
ということを自己表現します。
その安全のニーズはここから離れることで得られると考えます、と伝える。
NVCにはProtective use of force 「防御的な力の行使」があります。
ニーズを、命を守るために力を行使する、ということです。
そのために実際に行動を起こします。
それが本当に自分や子供の命を守ると信じるのであれば、
物理的に立ち去るアクションを起こします。
その際に、自分の中にあるニーズを明確にします。
それは、政府に対する不満や、両親を責めるためや、パニックから行動するのではなく、自分のニーズ、命を守るというニーズから
行動を起こすんです。
■2011年7月29日~31日 キャサリンとジェシのNVCワークショップより





<次回のNVC勉強会のお知らせ>
・8月29日(月) 勉強会 19:00~21:00
予約制:12名まで
会場 スターバックス ゲートシティ大崎店
http://www.gatecity.jp/shop/shopdata/starbacks/index.html
アクセス
http://www.gatecity.jp/access/index.html
今回は、マーシャル・ローゼンバーグ博士の著書
「Nonviolent Communication a Language of life」
を読んでいく勉強会です。
日本語の概訳を用意しますので、英語がちょっと、という方も
ご参加いただけます。
*マーシャルのこの本は事前に購入しておいて、お持ちください。
読書会+エンパシーサークルの予定です。
NVC的なボキャブラリーを増やすには、エンパシーサークルなどで
どんどん使っていくのが一番効果的です。
NVCが初めての方もどうぞお気軽にご参加ください。
この五反田NVC勉強会は、ファシリテーターは川口久美子(小梅ゆかり)が担当します。
参加ご希望の方は、小梅ゆかりまでご連絡ください。
koumeyukari(あっとまーく)gmail.com
会費は1,000円+ご自分の飲み物代です。
この勉強会は、今後、月に1回程度続けていく予定です。
■Facebookのイベントページ
http://www.facebook.com/event.php?eid=215394118508115
■FacebookのNVC Japanコミュニティページも作りました。
よかったら登録どうぞ。
http://www.facebook.com/groups/102712906495737/